TOP > コラム > 製品FAQ「フリーストップヒンジ全般」
15.07.07Q.フリーストップヒンジはどのように選定したら良いですか?
A.フリーストップヒンジは、使用される筐体の蓋の重量や開閉方向、
重心位置などを考慮して選定して頂く必要がございます。
詳細につきましては、弊社カタログをご覧の上、弊社営業へお問い合わせください。
※内容によっては、ご回答までお時間を頂く場合がございます。
また、製品は実装にて開閉時の操作感等の確認をお願いします。
Q.フリーストップヒンジの耐久回数はどのくらいですか?
A.カタログに耐久性に関する記述がない限り、常温環境(25℃±5℃)で20,000回です。
但しトルクは作動回数によって変動します。詳細は弊社営業へお問い合わせください。
※輸入品は除きます。
Q.取付方向は、垂直、水平いずれでも使用可能ですか?
A.ほとんどのフリーストップヒンジは、シャフトを水平方向に取り付けることを前提としておりますが、
一部垂直方向での使用が可能な製品もございます。詳細は弊社カタログをご覧ください。
Q.使用しているフリーストップヒンジのトルクが変化したようですが?
A.トルクは温度の影響を受けます。
初期トルクの±30%以内で、一般的に温度が上がるとトルクは下がり、温度が下がるとトルクは上がります。
※一部、温度が上がるとトルクも上がり、温度が下がるとトルクも下がる製品がございます。
※輸入品は除きます。
Q.使用温度範囲以外の環境でも使用可能ですか?
A.使用温度範囲を外れた環境で使用された場合、トルクの上昇や低下のみならず、
耐久性の低下や破損に至る可能性がございます。
温度範囲内でご使用ください。
Q.ナットを緩めたり、増し締めしたりしてトルクを調整しても構いませんか?
A.トルク調整を行うと、作動を繰り返すうちにトルクが低下してしまう可能性がございます。
トルク調整が必要な場合には、調整型のフリーストップヒンジもしくは、
トルク設定が異なる他のフリーストップヒンジをご利用ください。
Q.溶接止めしても問題ありませんか?
A.熱の影響により部品が変形しトルク異常を引き起こす可能性があります。
溶接、焼付塗装などの処置は行わないでください。
Q.潤滑剤を塗布しても良いですか?
A.本製品は、摩擦を利用してトルクを発生させておりますので、
潤滑剤や油、薬品や水などの液体が内部に侵入することで
トルクが著しく低下してしまう可能性があります。
潤滑剤の塗布や油や薬品、水などがかかる場所での使用は行わないでください。
Q.蓋がゆっくり閉じる目的で使用できますか?
A.本製品は、任意の角度で静止する事を目的とした製品であり、
ソフトダウンの用途で使用するとトルク異常を引き起こす可能性があります。
ソフトダウン機構が必要な場合には、ソフトダウンヒンジ(TH-130B・TH-136等)の選定をお願いします。
Q.蓋が閉じきらずに隙間が空くのですが?
A.機構上、停止位置から若干戻る特性(スプリングバック)があります。
蓋を閉じる位置で何らかの蓋止め機構を設けていただくか、
デテント機構を有している製品(TH-139)の選定をお願いします。
Q.蝶番、ヒンジの耐荷重について教えて下さい。
A.こちらをご参照下さい。その他、ご不明な点がございましたらお問い合わせ下さい。